機能性材料工学基礎特論

本講義では、化学系学部レベルの基礎知識を前提として、空間非一様・時間非定常な非平衡分子集合体を研究するための基礎を学びます。古典的な表面・界面科学、膜・液滴・気泡などの取り扱い、そしてそれらの特異な振る舞いについて、現象の紹介とそのメカニズムについて講義します。毎回の講義の課題として、日常的な現象の中に本講義が取り扱う現象を見出し、それを分析して報告してください。最終レポートでは、本講義で習得した基礎知識をもとに、与えられた現象のメカニズムを考察して報告してもらいます。料理や化粧品の製造工程の中に、あるいは生体組織が機能する過程の中に、非平衡分子集合体の基礎的知見で説明できる現象はたくさんあります。理解が進むにつれて、学部レベルの平衡系・定常系に関する知識が、普通の現象を説明する上でいかに無力であるかが浮き彫りになるでしょう。

金曜日第3時限305(平成29年度~)

コメントを残す